音圧とデシベル(騒音の単位)

大気圧からの圧力の差(ずれ)の事を音圧と言います。通常圧力の単位はPa[パスカル]が用いられ、大気圧は約十万Paです(天気予報などではhPa:ヘクトパスカルが使われますが、ヘクトは100という意味です)。
一方人間が耳で聞こえる最小の音は1kHz(ヘルツ:周波数の単位)で0.00002Pa、最大の音は数十Pa程度です。つまり、人間が聞くことのできる圧力変動の範囲は大気圧と比較して非常に小さいことがお分かり頂けるかと思います。

人間の音に関する可聴域

音は圧力ですから、単純に考えれば単位はPaを使用すると思われますが、以下のような理由によって、「デシベル(db)表示」が使用されます。
①圧力の単位は非常に桁数が多く(小数点5ケタ~10万まで)わかりにくい
②人の耳で感じる音の大きさはPaの大きさと正比例しない
少し学術的な話ですが、「デシベル(db)表示」とは、音の強弱を以下のような式で求められる「音圧レベル(SPL)」で表示することが国際的に認められています。
音圧レベルの求め方

あまり詳しい説明は割愛しますが「P0(人間の耳で聞こえる最小の強さ)を基準にして、どの程度の圧力か」を計算しており、この計算処理によって人間の可聴範囲を0~140dbという桁数の少ない数値で示すことが出来ます。

例えば騒々しい事務所は70db程度の音の大きさです。何dbがどの程度の音なのかについてはこちらのページ(>>騒音値の基準と目安)をご覧ください。

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